雇用法・移民法ニュース

6月16日に国務省からの発表により、領事局のビザシステムに技術的問題が生じ、現在のビザ発給業務に影響が出てきています。これは特定の国や国籍、ビザの種類に限った問題ではなく、世界中の米国大使館や領事館すべてに共通な問題です。現在100人以上ものコンピューター技師がその解決にとりくんでいますが、解決時期については未だめどがたっていません。原因は6月9日に国務省内でハードが故障したため、指紋などのバイオメトリック情報が各国大使館で確認ができなくなってしまい、このためにビザの発行ができないという説明です。世界中の米国大使館や米国領事館では毎日平均5万人ものビザ申請をとりあつかっていますが、現時点では緊急治療を必要とする人、人道的理由で渡米が必要な人、農業労働者などのビザ申請を優先的にとりあつかっています。その他の人はシステム回復まで足止めをくらうことになります。面接日の変更を余儀なくされることもありますので、この間の渡航予定は余裕をもって計画したほうがよいでしょう。

現時点での情報では、2015年6月8日以降に承認された移民・非移民ビザ申請は、ビザを発給することができないようです。また、非移民ビザ申請者で、6月9日以降にビザ申請書DS160をオンラインで提出した申請者も、現在ビザ手続きをすることができません。6月9日より前にDS160を作成・送信完了された申請者は予定通り面接が行われているようです。

現時点においては、未処理の申請の審査手続きに大幅な遅延が出ています。システムが復旧されるまでに緊急面接リクエストに対応することはできないようですが、システムが復旧してから緊急渡米を必要とする場合は大使館ウェブサイト(http://www.ustraveldocs.com/jp_jp/jp-niv-expeditedappointment.asp )の指示に従い、緊急面接予約をリクエストすることができます。大使館のウエブサイトにシステム復旧状況に関する情報が随時アップデートされていますので、http://japanese.japan.usembassy.gov/ja/visas.html で最新状況を確認して、システム復旧が確認できたら、すみやかに面接予約をとったほうがよいでしょう。

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Posted 6/27/2015